これからの投資戦略

現役の金融マンがご紹介します。 eniaroyah.com

26 6月

米国の地位は低下

Posted in 未分類 on 26.06.14

korekaratoushi

2020年までの世界経済を考えるとき、やはり軸は米国の動向ということになる。

金融緩和の縮小(テーパリング)が粛々と進んでいるが、これは期待ほどにはないにせよ景気の基調は良いということ。

慎重に緩和を終え、利上げにつなげていくのが今後のメーンシナリオで、金利上昇に伴いドルは高くなっていくはずだ。

だが、今後6年間もドル高が続くとは考えにくい。新興国の経済成長は続き、世界経済に占める米国の地位は相対的に低下する。

ドルの価値も20年を待たずにピークアウトし、穏やかに下がっていくと考えている。

ただし、これは米国がかじ取りをうまくやった場合の姿だ。失敗してバブルを引き起こし、ついには崩壊ということになれば、世界経済は再び混乱することになるだろう。

何が対象になるかは分からないが、米経済にバブルの雰囲気が醸成されていないか、今後も注意深く見守る必要がある。

ドルが弱くなる過程で消去法的に買われるのがユーロだ。欧州は最悪期を脱した。今後、域内の債務国の面倒を誰が見るかなどでひと悶着あるだろうが、皆、文句を言いながらも現状の枠組みでやっていくしかないと思っている。

ぎくしゃくしながらも成長を続け、時間はかかるがユーロは高くなり、ドルに対抗する通貨になっていく。

クリミア問題がクローズアップされているが、米欧は膠着状態を望んでいるように見える。16年に米大統領選が予定されているが、たとえ共和党候補が大統領になっても、世界の警察を自任していた昔のように単独でロシアと対峙する気持ちも経済力もないし、欧州各国も付いて行かないだろう。

にらみ合いながら落としどころを探る動きが続くのではないか。大きなリスクとは考えにくい。

No Comments »

Comments are closed.